
【営業トーク さしすせそ】年間契約632件の営業トーク18選を大公開
こんにちは。
営業のトークについてお伝えし、
笑顔になってもらいたい
営業塾 助け舟の中西です(^-^)
中西龍一 営業塾 助け舟の塾長 息子のオムツも買えない 口下手でも4年で4億売れ お客さんが行列を作る |
今回の相談者さんは、
ゴリ押し男くんです。
ゴリ押し男:
今月、契約ゼロです。
私、
営業は根性で押し切るもんだ!
って信じてきました。
会社からもらった
営業トークを丸暗記して、
断られても粘っていたのですが、
メンタルが限界を迎えてしまいました。
会社に行くだけで
吐き気がひどいです。
最近はお客さんの顔が
「また来たぞ、あいつ」って
なるんです…何を喋っても
嫌われる気しか
しないんです。
中西:
よく頑張ったね。まずは
そこまで悩む段階まで頑張った
自分の努力を
褒めてあげて欲しいんだ。
頑張ってないと、
今の君みたいに
頭を抱えないから。
素晴らしいよ。
ゴリ押し男:
上司にそんな言葉を
もらったことないので、
泣きそうです。
中西:
泣く前に笑ってよ(^-^)
そして、
売れる営業は、
お客さんの
ストレスをとっていく売れない営業は、
お客さんに
ストレスを与えていく
この真理に気づく瞬間が、
もうじき来るぞ。ゴリ君が一気に
飛躍する瞬間だ。
中西:
営業トークの
超・基本中の基本──
「さしすせそ」の話を
していこう。
ゴリ押し男:
さしすせそ?
寿司ネタですか?
中西:
ノー寿司。Yes営業。ちなみにだけど、
この動画、見たことあるかな?
【外資系保険営業】
年間アポ756件、契約632件、
紹介515件で全国2位の超絶快挙!!
▶︎ https://youtu.be/AnJZfthLyd8?si=hJr5Ej29Ym4tzZ8L
この実績を叩き出した
営業の流れを、このあと
超重要で有料級の内容として
公開していくから、
ぜひ最後まで
読み進めてほしい。
目次[非表示]
【第1章】 営業トークに役立つ「さしすせそ」とは?
中西:
よし、じゃあここから、
営業トークの「さしすせそ」
について話していくよ。
その前にちょっと、
一緒に考えてみてほしい
ことがあるんだ。
お客さんの前に立った瞬間、
「え、何話せば
いいんだっけ…?」
って
固まった経験、ない?
ゴリ押し男:
めっちゃあります!
中西:
他にも、
「頑張って話してるのに
気まずくなる」
「何を言っても
スベってる気がする」
「とにかく笑顔が
引き出せない」
こんな 営業あるあるに
思い当たるなら、
実はそれ、
トークが下手なんじゃない。
ちょっとした型とコツが
たりてないだけ。
大丈夫。
「さしすせそ」は、
そんな悩みをグッと減らして、
お客さんとの距離を
一気に縮めてくれる
きっかけになるから。
じゃあ、いこうか。
営業トークの「さしすせそ」、
徹底解説!
【営業トークのさしすせそ】って、何?
中西:
「さしすせそ」は、
褒めトークの5大基本型。
会話に役立つフレーズの
頭文字を並べたものだよ。
お客さんの価値観やこだわりに、
ふっと寄り添う
魔法のフレーズたちなんだ。
ゴリ押し男:
あ、それ!思い出しました!
新人研修で「とりあえず褒めろ」って
言われたやつですね!?
「すごいですね!」
「素敵です!」を連発して、
お客さんがニコッとした瞬間、
「これはイケる!」って。
中西:
…で、そのあと
契約になったこと、あった?
ゴリ押し男:
…ノーコメントです。
中西:
……
実は、
多くの営業マンが
ハマる落とし穴
なんだよ、それ。
「褒めときゃ契約になる」
っていう、
幻想
僕も新人時代、靴を褒めて、趣味を褒めて、髪型まで褒めて …
「で、今日は何のご用?」って
サラッと返された。
ゴリ押し男:
中西さんも!(涙)
中西:
褒めるのが悪いわけじゃない。
大事なのは、
何のために褒めるか。
「さしすせそ」は、
ただの褒め言葉じゃなくて、
ストーリーを深掘る
入口なんだ。
ゴリ押し男:
ストーリー?
中西:
そこを、
具体的に話していくよ。
「素敵ですね」って
褒めたら終わりじゃなくて、
そこからがスタートなんだ。
そこで使えるのが、
「5W1Hの質問」。
いつ・どこで・誰と・何を・
なぜ・どうやって。
この視点で掘り下げていくと、
ただの褒め言葉が、
相手の人生に
触れる鍵になる。
たとえば、
「どうやってこんなに
綺麗なお花、育てたんですか?」
って聴く。
するとお客さんが、
「これはね、
朝6時に起きて
毎日水やってるんだよ」
と教えてくれる。
でも、
ここで終わりにしない。
「朝6時から!
それはすごいですね!
毎日欠かさず
続けてらっしゃるんですか?」
「何かきっかけが
あったんですか?」
と掘っていくとね、
「昔、体調を
崩したことがあってね。
健康のために朝型に
変えたんだよ」とか、
「亡くなった奥さんが
花好きでさ...」
と、ぽろっと出てくる
ことがあるんだ。
ゴリ押し男:
うわ、それは深いっすね。
中西:
でしょ?
この流れができると、
ただの世間話が
「その人のストーリー」
に変わる。
営業トークって、
センスじゃなくて型なんだ。
ゴリ押し男:
なるほど。
これが
「ストーリーを深掘りする」
ってことなんですね。
中西:
うん、まさにそれ。
相手のことを
知ろうとする姿勢があると、
お客さんも
「この人、ちゃんと
聴いてくれてるな」って
感じてくれる。
だからこそ、
そのあとに
保険やサービスの話をしても、
「ちょっと聴いてみようかな」
ってなるんだよ。
【営業トークのさしすせそ】トップ営業は、「売る」のではなく「理解する」
中西:
実は売れる営業って、
共通点があるんだよ。
それは──
「相手を理解する力」が
ズバ抜けてること。
理想・希望、不安・悩み
家族のこと、今頑張ってること
まで、自然と聴けてる。人ってね、
「理解されること」が、
何よりも嬉しい生き物なんだ。
どんな商品説明よりも、
「あなたのこと、ちゃんと
見てますよ」って言われる方が、
よっぽど心に刺さる。
それを可能にするのが
「さしすせそ」からの
深掘り質問なんだ。
ゴリ押し男:
中西さん…。
僕、営業って
「売る」ことだと思ってました。
でも違うんですね。
「知ろうとすること」
だったんですね。
中西:
うん、その気づきはデカいよ。
営業とは理解のプロなんだ。
そこを押さえておけば、
テクニックも数字も、
あとからちゃんとついてくる。
じゃあ、次の章では、
実際に
「どんなトークがストーリーを深掘りできるのか?」
を見ていこうか。
ゴリ押し男:
お願いします、中西さん!
僕、今なら、
ちょっとイケる気がしてます!
【第2章 】「さしすせそ」営業トークで1億売れた厳選トーク集18選
中西:
じゃあここからは、明日から
すぐにでも使える、
さしすせそトークを
紹介していくよ。
ゴリ押し男:
お願いします!
中西:
それぞれのトークの
使うタイミング別に
解説していくね!
1-1雑談で一気に心の距離を縮める、さしすせそトーク5選
<訪問直後に空気をやわらげ、第一印象でつかむトーク5選> |
中西:
早速一つずつ解説していくよ!
【営業トーク さしすせそ①】玄関先にお花を飾っている奥様との雑談トーク
中西:
この前、訪問したお宅でね、
玄関に綺麗に生花が
飾られてて、思わず奥様に
こんな雑談トークを
させて頂いたんだよ。
※助け舟では、
毎年母の日は
営業をしない日と決めて
ひたすらカーネーションを配って
回らせて頂いています(^-^)
ゴリ押し男:
中西さん、そんな営業マンって存在したんですね。
「お花にはお花を」みたいな
営業哲学を感じます。
中西:
「心を配る営業」って
間違いなく選ばれる。
傍楽(はたらく)
=傍を楽にする
それが、
トップ営業の仕事なんだ。
ゴリ押し男:
でも正直言っていいですか?
僕、気持ち的に余裕がなくて…
そんな玄関の花とか、
見てる暇もないんです。
中西:
わかるよ。心が忙しいよね。
でもね、
訪問先の「日常の丁寧さ」とか、
相手が何気なく
大事にしてるものに、
ふと目を向けてみる。
そのちょっとした一手間が、
訪問先との関係を
一気に変えてくれる
かもしれない。
【営業トーク さしすせそ②】玄関先の飾りからの雑談トーク
中西:
次に訪問させていただいた
お宅では、玄関先で、
ふと傘立てに目がとまったんだ。
ゴリ押し男:
中西さん、なんでまた
傘立てなんかに気づけるんです?
僕なら、
正直スルーしてしまうと思います。
中西:
玄関って
「その家の顔」なんだよ。
だから、そこにあるものは
「見てほしいもの」
であることが多いんだ。
ゴリ押し男:
なるほど…
そう言われれば確かに。
誰も見てくれないと、
ちょっと寂しいですよね。
中西:
そう。だから
「こだわりに気づいてもらえた」
って感じた瞬間、
お客さんの表情が
ふっと緩むんだ。
それがヒアリングのいい入口になる。
ゴリ押し男:
たしかに。
僕も、そういう目線で
玄関を見てみます。
中西:
いいね。
小さなこだわりに
気づいてあげることって、
その後の人間関係の深さを
決める、大事な視点なんだよ。
【営業トーク さしすせそ③】モノから家族のストーリーを引き出す雑談トーク
中西:
別の訪問させていただいた
お宅ではね、
玄関を上がったところに、
ちょっと個性的な時計が
掛かっていたんだ。
ゴリ押し男:
うわ、それもう完全に
「家族エピソード」を
聴かせて頂いてる
じゃないですか!
僕は時計の存在にすら
気づけないと思うんです。
焦ります。
中西:
スルーしない。
それが鉄則(笑)
玄関ってその人の世界観が
現れる場所だから、
気になるものを見つけたら、
素直に声に出す。
感情を添えて、ね。
ゴリ押し男:
「すごいですね!」って
リアクションが先に来ると、
聞かれてる方も悪い気しない
ですもんね。
中西:
感情から入ると、
情報じゃなくて会話になる。
置物でも、花でも、
たった一言から
お客さんの大事な話に
繋がることがあるんだよ。
【営業トーク さしすせそ④】「誰かの気配」に気づく雑談トーク
中西:
時計の会話が一段落したあと、
ふと玄関の奥に飾られた
リースに目をとめたんだ。
中西:
ポイントは、
「物」じゃなくて
「その奥にある工夫や
想いに反応する」
ってことなんだ。
ゴリ押し男:
なるほど…
ただ「かわいいですね」じゃ
終わらせないと。
中西:
そう。
例えばこのリースの場合、
「季節に合わせて飾る
=暮らしに心を配ってる」
ってことだ。そこを言語化して
あげることで、
「この人、ちゃんと
見てくれてる」
と思ってもらえるんだ。
雑談で何を拾えばいいか
分からない人は、
「その家の人が
時間や気持ちを込めた形跡」
に注目してみて。
花、雑貨、レイアウト、
手作りのもの、季節感、
それらには必ず
「誰かの気配」があるから。
反応するだけで
雑談は自然に深まる。
【営業トーク さしすせそ⑤】「すごい!」+「どうやって?」で会話が一気に深まる雑談トーク
中西:
訪問先のお宅に近づくとね、
手入れの行き届いた
小さな庭が目に入ったんだ。花壇の配置や草花の
彩りが絶妙で、
通りがかりでも
目を引く美しさだった
ゴリ押し男:
なるほど…中西さんって、
自然に会話を
広げるのがうまいですよね。
でもこれ、
何がそんなに効いてるんですか?
中西:
一番大事なのは、
「すごいですね!」で
終わらせないこと。
感動を伝えるのは大前提。
でもそこから、
「どうやってやるんですか?」と
努力や工夫に興味を持つ。
それだけで、会話は
一気に深まるんだ。
この質問には、
「あなたのやってきたことを
もっと知りたい」
というメッセージが
込められてる。
だから相手も自然と
話したくなる。
特に、相手が手間をかけたこと、
工夫したことに興味を持つと、
雑談がスムーズに進む。
2-2 気づきと感謝で一気に距離を縮める、さしすせそトーク 6選
<「見てくれてる」「わかってくれる」が心に届く万能トーク6選 一覧> |
【営業トーク さしすせそ⑥】マスクからも雑談トーク
中西:
インターホンを押すと、
奥様がマスク姿で
出ていらしたんだ。
どこか少し遠慮がちに
対応されてる様子だった。
ゴリ押し男:
正直、僕だったら、
マスクしてる理由なんて
気にしないまま、
話を始めてたと思います。お客さんに対して
失礼だったなと
反省しています。
中西:
そうだろうね(笑)
でも大事なのは、
「誰も触れないことに気づく」
ってことなんだよ。
お客さんが当たり前にやってる
気配りほど、
見落とされやすい。
ゴリ押し男:
「気遣いを見てくれた」って
思ったら、
心も緩みますよね。
中西:
うん。
特にマスクなんて、
自分の健康だけじゃなく、
「周りに移さないように」
っていう
他者への配慮でもある。
「気遣いに気づく」っていうのは、
営業としての感性を育てる一歩なんだ。
【営業トーク さしすせそ⑦】身につけている物からセンスを拾う雑談トーク
中西:
職域訪問で、とある企業に伺わせていただいたんだ。
対応してくださったのは、やや無口そうな総務課長。
少し硬めの雰囲気から
会話は始まったんだ。
ゴリ押し男:
「センスいいですね」って、たしかに言われると
気分上がりますね!
中西:
でしょ?
特に男性は、服装を褒められる経験って少ないからこそ、
印象に残るんだよ。
ただ、「似合ってますね」
だけで終わると
表面的で終わっちゃう。
でも「センスいいですね」って
言葉には、
“あなたの感覚を
ちゃんと見てますよ”
っていうリスペクトがある。
相手の選んだものに興味を持つ。
それだけで距離がふっと縮まる。
ゴリ押し男:
たしかに、服や小物って、
その人の考え方とか好みが
すごく出ますもんね。
中西:
そうなんだよ。
だから明日からは、
ネクタイでも腕時計でも、
まずは
「それを選んだ理由やセンス」
に一言ふれてみて。
たったそれだけで、
相手の心のハードルが、
すっと下がる瞬間が生まれるからね。
【営業トーク さしすせそ⑧】来客中の対応からの雑談トーク
中西:
訪問先のチャイムを鳴らすと、
奥様が応対してくださったんだ
けど、玄関奥からは
複数人の話し声。明らかにご来客中の様子
だったんだ。
ゴリ押し男:
中西さん、これは絶妙です。
普通だったら「出直しますね」
で終わっちゃうとこでしたよ。
中西:
こういう場面こそ、
「感謝+リスペクト」を言葉に
するチャンスなんだよ。
無理に押し通さず、相手の
配慮にちゃんと気づいて返す。
それだけで空気は変わる。
そうすると、
来客中に訪問を受けたこと、
そのものが
嫌な記憶にもならない。
ゴリ押し男:
うわ〜確かに。
帰り際の空気すら
良くなるパターンですね。
中西:
うん。
「忙しいのに対応してくれた」
って行為を見逃さない。
それだけで、営業の信頼貯金が
1ポイント加算されるんだ。
【営業トーク さしすせそ⑨】対応してくれたことに感謝するだけで雑談トーク
中西:
先日訪問させていただいた
お宅では、
玄関には他社の資料が
数冊並べられていた。
ゴリ押し男:
いや〜正直、
「営業よく来るんだよね」
って言われると、
ビクッとしちゃいます。
中西:
そこで引かないのが
ポイントだよ。
あえて
「お疲れの中ありがとう」を
伝えることで、
相手も肩の力を抜ける。
ゴリ押し男:
たしかに、
「対応していただいたこと」
にまず感謝してる姿勢って、
相手も感じてくれますよね。
中西:
そう。
「聞いてくれることが
当たり前じゃない」って
気持ちで接すると、
どんな会話も穏やかに進む。
営業はどんなときも
感謝を忘れないようにしたい。
【営業トーク さしすせそ⑩】子供とのふれあい雑談トーク
中西:
訪問先で奥様と話していると、
玄関の奥から
小さな足音が聞こえてね。3歳くらいの男の子が
顔をのぞかせて、
そーっと玄関の柱の影から
こちらを見ていたんだ。
ゴリ押し男:
あ〜それ、
僕ほんとに苦手で…。
子ども出てきたら
「どうすればいいの!?」ってなってました。
中西:
でもね、そこで目をそらすと、
親御さんからは、なんとなく
怪しい人に見えちゃう。
だからあえて、しっかり目を
合わせて声をかけるんだ。
子どもとのやりとりは、一瞬で
場の空気を和ませてくれる。
ゴリ押し男:
あの拍手パチパチとかも、
地味に効果あるんですか?
中西:
めちゃくちゃあるよ。
子供にはちょっとオーバーな
くらいがちょうどいい。
子どもが笑うと、親も笑う。
【営業トーク さしすせそ⑪】優しさに気づいて雑談トーク
中西:
炎天下の中、とある住宅街を
訪問していたんだ。
インターホン越しに
迷いながらも出てきてくれた
のは年配のご主人。
明らかに断ろうとしていた
空気の中、それでも穏やかに
対応してくださってね。
ゴリ押し男:
あ〜それ、わかります。
僕も「暑いのに大変ね」って
言われたことあって、
そのときちょっと
泣きそうになりました(笑)
中西:
その瞬間が、
まさにチャンスだよ。
「優しくされたこと」に
ちゃんと気づいて、
言葉にして返す。それだけで
「営業とお客さん」の関係が、
「人と人」に変わるんだ。
ゴリ押し男:
心の扉がカチャって開く感じ、しますね。
いや〜沁みました…。
相手の「優しさに気づく力」
って大切ですね。
2-3 できない自分を出して相手を立てる、さしすせそトーク 2選
<素直な姿勢が、相手に気持ちよく話してもらえる鍵になるトーク 2選> |
【営業トーク さしすせそ⑫】自分の苦手を見せて、相手を立てる雑談トーク
中西:
訪問先の
一軒家の駐車スペースには、
大型のミニバンが
停まっていた。
チャイムを鳴らすと、
奥様が出てこられた。
ゴリ押し男:
中西さん、
これ、ズルいっすね…。
苦手なこと言っただけなのに、
むしろ奥さんが気分
良くなってるっていう(笑)
中西:
「知らない」「できない」
「苦手」は、
言い方次第で相手を立てる
魔法の言葉になるんだよ。
ゴリ押し男:
いや、正直ちょっと
カッコ悪いかなって
思ってました。
中西:
営業って
「自分のすごさを見せる仕事」じゃない。
人は「教える立場」に立つと、
自分のことを話しやすくなる。
「私は苦手なんです」って、
相手が自然と話しやすくなる
最高の前フリなんだよ。
【営業トーク さしすせそ⑬】「知らなかった」から教えていただく雑談トーク
中西:
ゴミ集積所の前を
通りかかると、
張り紙に細かいルールが
書かれていた。
そのまま近くのお宅に訪問し、
対応してくれた奥様と立ち話に
ゴリ押し男:
あ、これめっちゃ自然っすね!
確かにゴミの話って身近だし、
教えてもらいやすい!
中西:
「相手が詳しくて、自分は
不慣れ」な場面を選ぶと、
謙虚な姿勢が
スッと伝わるんだ。
ゴリ押し男:
たしかに、
「これ教えてください」って
言われたら、
頼られてる感じもして、
悪い気しないですね。
中西:
人はね、
「知ってることを話したい
生き物」なんだよ。
だから、
「聞いてもらえる」ことが
何より嬉しい。知らないことを正直に、
素直に尋ねる。
それが雑談のコツだ。
2-4 生き方・人柄にそっと触れる、さしすせそトーク 2選
【営業トーク さしすせそ⑭】元気な年配の方との雑談トーク
中西:
品のある
落ち着いた雰囲気の一軒家。
出ていらしたのは
60代後半ほどのご主人。
ゴリ押し男:
あ〜これ、
すっごくいい空気ですね。
中西:
ポイントは、「元気ですね」
だけじゃなく、
行動や背景にリスペクトを
込めて反応すること。
「まだ働いてるんですか?」
じゃなくて、
「今もお仕事されてるんですか?」
と聴くことで、
今も活躍されてる方なんだ、
という印象が
伝わりやすくなるんだよ。
こういった生き方への
リスペクトがある言葉って、
年配の方にとっては、
本当に嬉しいものなんだよ。
だから明日からはぜひ、
相手の元気の理由や習慣に
敬意を持って聞いてみて。
雑談が信頼の入り口に
変わるはずだからね。
【営業トーク さしすせそ15】人柄をあたたかく照らす雑談トーク
中西:
訪問先のリビングに
通していただくと、
壁一面に整然と並んだ
本棚が目に留まったんだ。文庫から専門書まで
ぎっしりと並んでいる。
ゴリ押し男:
本棚のあるご家庭多いから、
このトーク、
メッチャ使えそうですね。
しかも、
「素敵ですね」で
終わらないのが、
中西さんならではですよね。
中西:
「素敵」だけだと、
ただの感想になってしまうからね。
その後に理由をつなげると、
一気に深くなるんだよ。
「だから〇〇さんは
知識が広いんですね」とか、
「落ち着いた話し方なのは、
こういうところから
来てるんですね」
って人柄に繋げて伝えると、
“見てくれてる”って
実感してもらえるんだ。
ゴリ押し男:
なるほど。
本棚はきっかけで、
相手の人柄とか考え方まで
見ようとしてるわけですね。
中西:
うん、
モノだけを見て終わらせない。
その奥にあるストーリーに
関心を持つんだ。
2-5 断りに共感で返す、さしすせそトーク 3選
<否定しない。まず共感。すると空気がやわらぎ、会話が戻るトーク 3選>
|
中西:
ここからは、
断り文句に対して効果的な
さしすせそトークを
紹介するよ。
【営業トーク さしすせそ⑯】「年寄しかいないからいいです」 と言われたときの切り返しトーク
中西:
訪問先の玄関で、
年配のご主人にご挨拶させて
いただいた。
表情は穏やかだが、
声には少し構えた雰囲気が
漂っていたんだ。
ゴリ押し男:
「そうなんですね。
教えてくださって
ありがとうございます。」
この一言で、
空気が一気にやわらかく
なりましたね。
中西:
うん。あれが肝なんだ。
断りの言葉を否定せずに、
まずは受け取って感謝する。
それだけで相手の構えは自然とゆるむよ。
ゴリ押し男:
なるほど…。
つい
「いえいえ、そんなこと
ないですよ」って返しがちでしたけど、
あれって逆効果だったの
かもしれないですね。
中西:
うん。大事なのは、
「敵じゃありませんよ」って
伝えること。
そのためには、
「ありがとうございます」
+「安心ワード」
がおすすめ。
ゴリ押し男:
それ言われて、
「ちょっとだけなら…」って
扉が開いてますもんね。
【営業トーク さしすせそ⑰】「高い!」 と言われたときの切り返しトーク
中西:
資料をお見せしながら
話を進めていると、
ご主人が渋い顔をしながら
ポツリと言われたんだ。
ゴリ押し男:
いや中西さん、
「高い」って言われると、
「やばい、なんとか安いって
思わせないと!」って
焦っちゃって(笑)
中西:
わかるよ。
現場ではみんなそう思う。
つい
「うちは違います!安いです!」って
言いたくなるけど、
そこはグッとこらえて、
まずは共感。
「そうですよね」って、
いったん受け止めるのが
大事なんだ。
共感したうえで、
「ちなみにどのくらいを
想像されてましたか?」
って質問すれば、
結果として、
相手の本音に
自然と近づけるんだよ。
【営業トーク さしすせそ⑱】別の保険に入られてる方へのトーク
中西:
ご主人と保険の話を
していたところ、
自信ありげに現在の
契約内容を見せてくれた
ゴリ押し男:
いや中西さん、
これはズルいっす。
他社の保険入ってるのに、
こんなに褒められたら、
嬉しくて逆に聞く姿勢に
なりますもん(笑)
中西:
そうなんだよ。
人は自分の選択を否定されると防御モードになるけど、
認めてくれる人の話は素直に
聞けるんだ。
ゴリ押し男:
「この保険、古いですね」
なんて言っちゃってた頃の
自分を殴りたいです....
中西:
それ、
営業でありがちなんだよ。
「見直し=今がダメ」って
言っちゃうのは。
でも本当は、
「今を認めて、未来にそっと
目線を向けてもらう」
のが美しい切り返しなんだ。
ゴリ押し男:
たしかに…。
その一言だけで、
「この人なら
相談してもいいかな」って
空気になりますね。
中西:
無理に押さなくても、
相手の選択をちゃんと
認めるだけで、
会話の空気って変わるんだ。
—---------------------------
ゴリ押し男:
中西さん…この18選、
正直めちゃくちゃ
勉強になりました。
どれも現場で
即使えるものばかりですね。
中西:
そうだね。小さな一言でも、
ちゃんと相手を見て伝えれば、
それが信頼に
変わっていくんだよ。
ゴリ押し男:
はい。
明日から一つずつ
実践してみます。
まずは、
玄関のお花からいきますね(笑)
中西:
いいね(笑)
一歩ずつ、
一緒に磨いていこう。
【第3章】 現役塾生さんの営業トーク成功のコツ10選
中西:
これまでの話で、
ちょっと営業の景色が
変わったんじゃない?
ゴリ押し男:
はい…
今まで「ゴリ押し」しか
見えなかったんですけど、
なんか…
営業の光が見えた気が
してます。
中西:
いいね、その感覚。
次は、
現役塾生が実際に成果を出した
「営業トークのコツ10選」を
紹介するよ。
それぞれシンプルだけど、
爆発力があるやつばかりだ。
ゴリ押し男:
お願いします!
【さしすせそ営業のコツ①】ハガキと心を配る営業トークで売上UP
中西:
今回ご紹介する塾生さん
1人目は、塩沼さんです。
彼女は、いわゆる
「気にかけハガキ」を使って、
お客さんとの関係性を
変えていった。
結果、
修正Sで【2233万円】
という数字を達成されました。
https://tskb.co.jp/blog/sionumasan
⇧クリックでインタビュー記事を読む
中西:
彼女が一番大事にしていた
ポイントを伝えよう。
ハガキの中で、営業の話は
一切せずに
「相手のことを気にかける一言」
だけを添えること。
暑い時期には
「熱中症、大丈夫でしたか?」
災害があった時期には
「台風の影響は
ありませんでしたか?」
こういった、
その時々の状況に合わせた
人としての気配りを書く。
塩沼さんの場合、
ハガキを送ったことで
「ありがとうねー」と
連絡がきたり、
逆に「大丈夫?」と
気遣ってもらえるようになった。
お客さんから
コミュニケーションを
取ってくれるようになったんだ。
さらには
「このハガキ、玄関に飾ってるよ」
と言われることも。
ゴリ押し男:
塩沼産のハガキを玄関に飾ってくれてるんですか?!
僕の提案書、
机に置かれたことすらないのに。
中西:
(笑)
提案書を急いで届けるより、
まずは
「いつも気にかけてくれる
〇〇さん」と
認知されることが
営業の第一歩。
【さしすせそ営業のコツ②】カギは昔にあり。信頼関係を作るトーク
中西:
次にご紹介する塾生さんは
岡部さんです。
上司の電話にも出られないほど追い詰められていた状態から、
ヒアリング力を磨いて
営業を変えていった。
結果、
【1000人規模の大手代理店で
全国1位】という実績を
達成されました。
https://tskb.co.jp/blog/okabesan2
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中西:
岡部さんが
大事にしているのは、
「お客さんの過去に耳を傾ける」ことなんだよ。
ある訪問先のご家庭で、
「どんなお子さんでしたか?」と聞いてみたんだ。
ゴリ押し男:
そんなの聞いて
どうするんですか?
中西:
(笑)そう思うよね。
でもその質問に、
最初そっぽを向いてた
お父さんが、
「いやぁ、実は野球少年でさ」と
照れくさそうに話し始めたんだ。
「4番だったんですか?」
「いや補欠だったけど
楽しかったなぁ」
——そんなやりとりが、
空気を一気に柔らかくしてくれる。
人は、
過去を聴いてくれる相手には
心を開きやすい。
特に「12歳以前の記憶」には、
今の価値観や選択の理由が
詰まってる。
これは、ただの雑談じゃない。
価値観の原点に触れていく
カウンセラートークなんだ。
【さしすせそ営業のコツ③】雑談トークで空気をあたためる。全国1位の営業術
中西:
今回ご紹介したいのは、
川野さん。全国約4万人いる
大手国内生保で
【営業成績1位】という
快挙を達成された塾生さんです。
https://tskb.co.jp/blog/kawanosan
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中西:
彼女が大切にしていたのは、
まずは雑談トークで
空気をあたためて、
自然に話してもらえる関係を
作ることに注力していた。
彼女は
「お客さんがどうやったら
話しやすいかな?」と、
いつも頭の中で
トークを組み立てながら、
答えやすい質問を考えて
しっかり「聴く」。
そして、おうむ返し→確認→
おうむ返し→確認。
この基本を
丁寧に繰り返すことで、
自然と不安や悩み、希望を
引き出していくんだ。
ゴリ押し男:
まるで
「営業界の雑談女王」ですね。
中西:
まさに。
そして聴いた内容をもとに、
「お客さんの悩み、ここで
解決しませんか?」と
自然に提案へとつなげていく。
川野さんは、雑談の中にこそ
ヒントがあることを
知っているんだね。
【さしすせそ営業のコツ④】「自分ごと」で聴くトークで営業がガラッと変わる
中西:
今回ご紹介する塾生さんは、
五十嵐さん。
「どうすれば売れるか」という
ことばかりを考えていた彼ですが、
「お客さんが主役」と
意識を変えていった。結果、
【売上3億3,000万円】
【前年比6倍】を
達成されました。
https://tskb.co.jp/blog/igarasisan2
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中西:
五十嵐さんが
大事にしていたのは、
「お客さんの話を
自分のことのように聴く」こと。
「自分だったらどう思う?」
いつもそれを問いながら
接していたそうです。
たとえば、自分の大好きな
車や絵のことを、
初対面の相手がちゃんと見て
触れてくれたら、嬉しいもの。
その感覚を
商談にも持ち込むんだね。
ゴリ押し男:
あ〜確かに。
僕、
アニメのフィギュア飾ってるんですけど、
「これ好きなんですか?」って言われたとき、
テンション上がっちゃいましたね。
中西:
そうだよね。
まずは、
相手が喜んでくれることを
見つける。
それだけで、
空気が柔らかくなるし、
トークの入口も自然になる。
明日からぜひ、
「自分がお客さんだったら
どう思うか?」
「どんな提案をしてほしいか?」
こんな視点を持って、
お客さんと話してみてほしい。
【さしすせそ営業のコツ⑤】「どうしてそう思ったんですか?」でHOTボタンを探そう!
中西:
今回ご紹介する塾生さんは、
小戸森さんです。
営業未経験だった彼女は
基本から学び直した。
結果的に
【修正S合計:約1億円】
【修正S月平均:1,107万円】
を達成されました。
https://tskb.co.jp/blog/kotomorisan
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中西:
小戸森さんは、
相手の本音を引き出す
HOTボタンを見つけるトーク力を向上させたんだ。
ゴリ押し男:
HOTボタン!?
それ、押したら即契約できる
秘密スイッチとか…?
中西:
(笑)お客さんの心が動き出すスイッチってこと。
小戸森さんはこう話してくれた。
「前はただ聞いてただけでした。
でも今は、
相手が本当に何を言いたいのか、
わかるようになりました。」
そのためには、
こんなトークが効果的だよ。
「どうしてそう思ったんですか?」
「何がキッカケだったんです?」
「そのとき、どう思ったんです?」
こうやって質問を重ねていくと、
お客さんの目がキラキラし出して
一生懸命喋り出す瞬間がある。
それが
HOTボタンが出てきたサインなんだ。
そこをまた深堀りして、
言語化してあげる。
さらに、
ただ聞きっぱなしにせず、
「ということは〇〇さんは、
これがこうでこう思ってるって
ことで合ってますか?」
と確認までセットですること。
こうすると、
「ちゃんと聞いてくれてる」と
感じてもらえる決め手になる。
【さしすせそ営業のコツ⑥】笑顔でトーク、してますか?
中西:
次にご紹介する塾生さんは、
貝谷さん。
契約ゼロが続き
不安でいっぱいだった彼女。ある工夫で
【契約数を3倍】にされました。
https://tskb.co.jp/blog/kaitanisan
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中西:
貝谷さんが気をつけたことは、笑顔だ。
ゴリ押し男:
えっ?それだけ?
なんかこう…
裏技とかじゃなくて?
中西:
そう思うよね。
でも、意外と多くの営業が
“どうしよう顔”のまま
現場に出てしまってるんだよ。
不安そうな顔で来られたら、
お客さんも身構える。
でも笑顔で訪問するだけで、
空気がガラッと変わる。
「ちょっと話してみようかな」って思ってもらえるんだ。
貝谷さんは、笑顔で訪問するようになってから相談が増えてきて、
連絡が取れなかった人たちとも、連絡が取れるようになった。
結果、契約もちょっとずつ
上がってきたそうだ。
中西:
緊張してても、
落ち込んでても、
笑顔でトークが大事なんだ。
まずは、自分がどんな表情で
お客さんと話ているか、
意識することから
始めてほしい。
【さしすせそ営業のコツ⑦】提案書の前に、まず「聴くトーク」
中西:
今回ご紹介する塾生さんは、
深川さんです。
彼女はトレーナーで
ありながら、
塾で一生懸命勉強された。
結果、チームの修正Sは
【3,726万円 → 8,990万円】
と倍以上に伸びました。
https://tskb.co.jp/blog/fukagawasan
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中西:
深川さんが実践したのは、
お客様の気持を1番大事にして、
「いきなり提案書を
出すのをやめた」ってこと。
その代わりに、
まず「聴くトーク」。
つまりヒアリングだ。
いきなり商品を
押しつけるのではなく、
お客さんを知ろうとしたって
ことだよね。
ゴリ押し男:
…すみません、
僕、秒で提案書出してました。
中西:
あるあるだね(笑)
でもね、それって実はすごく
雑なギャンブル営業なんだ。
こっちが「これが良いですよ!」って言っても、
相手の気持ちを無視してたら、
当たる確率なんて
低いに決まってる。
深川さんは、
「ちゃんとヒアリングして、
興味を持ってくれた人にだけ
提案する」
という王道をやっただけなんだ。
だから、提案書を開く前に、
まずはヒアリング。
これを明日から試してほしい。
【さしすせそ営業のコツ⑧】PDCAでトーク迷子を抜け出せ!
中西:
今回ご紹介する塾生さんは、
山田さんです。
彼女は、営業コンサルに60万円
を支払ったにもかかわらず、
契約ゼロという厳しい状況に立たされていました。
けれどもPDCAに
日々取り組み、結果、
修正Sで【9,978万円】という
数字を達成されました。
https://tskb.co.jp/blog/yamadasan2
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中西:
彼女が実践していたのが、
「PDCAノート」という
地味だけど強力な手法。
最初はうまく問いが立てられず、悩んでいたという山田さん。
でも、毎日手を止めずに、
ただただ自分に問いかけ続けた。
その5つの質問が、これだ。
これを繰り返すだけで、
頭の中が整理されるようになり、
「次に何をするべきか」
「どう話すべきか」
が自然と見えてくる。
山田さんは、PDCAをずっと
書き続けることで、
頭の中で考える癖がついて、
結果トークも
日々磨かれていった。
ゴリ押し男:
なるほど …
僕のPDCA、
たぶんDで終わってます。
中西:
(笑)
PDCAは自分を俯瞰できる
“心の地図”。
ほんの5分、ノートに自分と
向き合うだけで営業は激変する。
【さしすせそ営業のコツ⑨】突破率2倍!インターホントークの力
中西:
ここでは、再度、五十嵐さんに登場していただきます。
経験がありながらも、
営業の基本を学ばれ、
【契約合計8000万円】【インターホン突破率2倍】という
成果を出されました。
https://tskb.co.jp/blog/igarasisan
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中西:
五十嵐さんが
まず取り組んだのが、
インターホントークの徹底改善だったんだ。
出てもらえないと
何も始まらないからね。
ゴリ押し男:
あ〜…僕、
出てきてもらえないと、
その場で心が折れます。
中西:
わかるよ。でもね、
インターホンでの第一声は、
営業の“スタートボタン”
なんだ。
例えば僕だったら、
※自分の名前、ご挨拶、すこし、はゆっくりいう。
このトーク、実は
喋り方の設計がすべて。
間・声のトーン・
テンポ・優しさ、
これで断る隙をなくすんだ。
ゴリ押し男:
なるほど、言葉じゃなくて
“音楽”みたいなもんですね。
中西:
棒読みだと
「セールスか…」で
終わるけど、
断りにくい空気を作れれば、
出てきてくれる
可能性がぐんと上がる。
五十嵐さんは
その練習を徹底して、
インターホン突破率が
跳ね上がった。
まずはインターホンで
断られない空気を作る。
それだけで、訪問数・対面数・
そして契約数も、
全部が動き出すよ。
【さしすせそ営業のコツ⑩】足が止まったときのセルフトーク
中西:
最後にご紹介する塾生さんは、犬田さんです。
マインドセットで営業が一変。
結果、契約月平均は
【0.5件→3.7件】と
約7.4倍アップされました。
https://tskb.co.jp/blog/inutasan
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中西:
犬田さんは、
飛び込み営業に行く前に、
立ち止まってしまう
ことがあったそう。
「行かなきゃいけない…
でも怖い…」と、
起きてもいない未来に
不安を感じてしまう。
ゴリ押し男:
うわぁ、わかりすぎます、
その気持ち...
中西:
そんなときに彼女が耳にした
言葉がこれ。
「悪いものを売ってるって
思ってるんじゃない?」
「良いものを自信を持って
扱っている。」
「その商品を売りつけるんじゃ
なくて、困ってる人に、
助けになるように
訪問しに行けばいい」
この言葉が
彼女の中にスッと入って、
営業に対する
意識が変わったんだ。
彼女はこれらを
自分に言い聞かせて、
毎日営業に行くようになった。
お客さんに対してのトークばかり考えがちだけど、
自分のためのセルフトークも
大切なんだよ。
【第4章】営業は要注意!「たちつてとなかにはいれ」とは?
中西:
ここでは、ビジネストークの
便利ワードでもあり、
地雷ワードになる可能性もある
「たちつてとなかにはいれ」について話していきたいんだ。
ゴリ押し男:
え?呪文?
中西:
(笑)
これは身近な定番の会話ネタの話題11個の頭文字を
つなげたものだよ。
雑談のきっかけに便利だけど、
使い方を間違えると
諸刃の剣にもなる。
一つずつ紹介していこう。
①「た」=食べ物の話
中西:
食べ物の話題は
盛り上がりやすいけど、
「体型いじり」や「押しつけ」はNG。
⚫︎「この辺に美味しいカレー屋さんありますよね?行かれたことありますか?」
✖️ 大きいお腹を見て→「ラーメン好きそうですね〜!」
ゴリ押し男:
あ、それ僕、言ってドア
閉められたやつです…。
中西:
体型や好みに
土足で踏み込むのはアウト。
共通点からの質問が
ベストだよ。
②「ち」=地域の話
中西:
地元の話題は
相手のアイデンティティに
関わる大事なポイント。
敬意を持って聴くのが基本。
⚫︎「〇〇って自然も多くて素敵な場所ですよね。住み心地はどうですか?」
✖️「この辺、ちょっと古いですよね〜」
中西:
お客さんにとっては、
思い入れのある
大切な場所かもしれないからね。
まずは褒めてから聴く。
これ、鉄板。
③「つ」=通勤・通学の話
中西:
移動距離の話は
共感しやすいけど、
否定的な言い方はNG。
⚫︎「結構歩かれます?健康にもよさそうですね!」
✖️「この場所、不便じゃないですか?」
ゴリ押し男:
…もう、そのまんま言った記憶あります。
反省しかない。
中西:
共感+前向きの切り口が
正解だよ。
④「て」=天気の話
中西:
天気の話はどんなときでも
使えて便利だね。
ただし、
自分語りやネガティブ発信に
ならないように気をつけよう。
⚫︎「今日は暑いですね。お忙しい中ありがとうございます!」
✖️「いや〜もう営業回りしんどくて…」
⑤「と」=富・景気の話
中西:
お金や景気の話題は
非常に繊細。
距離感を誤ると一発アウト。
慎重にね。
⚫︎「業界的に景気の波ってありますよね。今はどうですか?」
✕「お宅、大きいっすね!絶対お金持ちでしょ?」
ゴリ押し男:
お金の話は、まさに地雷原...
⑥「な」=名前の話
中西:
名前は大切な個人情報。
軽率なコメントは絶対NG。
⚫︎「珍しい名字ですね。何か由来があるんですか?」
✖️「なんか変わった名前ですね」
中西:
名前の由来から出身地などの
話に広がることもあるけど、
相手が答えたくなさそうなら、すぐ引くのがマナーだよ。
⑦「か」=体の話
中西:
体調を気遣う言葉は、
とても好印象につながる
雑談のひとつ。
ただし、
外見に触れる話題には
注意が必要だよ。
⚫︎「最近寒いですね。体調崩されてないですか?」
✖️「顔色悪いですけど、大丈夫ですか?」
△「お若く見えますね」
←年齢を教えてもらった上で丁寧に伝えれば喜ばれることもある。
△「落ち着いて見えますね」
←年取って見られたと思われることも
⑧「に」=ニュースの話(スポーツネタも要注意)
中西:
ニュースは使いやすいけど、
ジャンルによっては
危険度MAX。
政治・宗教・経済はもちろん、
プロ野球など地元ファンの
熱い領域も要注意。
⚫︎「〇〇のニュース見ました?あれってご近所でも話題に?」
✖️「巨人ってやっぱ最強ですよね!」←お客様が阪神ファンだった
中西:
情報感度を見せたい
気持ちはわかるけど、
相手の立場を
想像する力が大事。
⑨「は」=流行りの話
中西:
流行りは世代や価値観によって反応が全然違う。
⚫︎最近どんなテレビとか見てます?」
✖️「TikTokのあれ知ってます?バズってるやつ!」
中西:
自分の好きを押しつけず、
相手の関心を
深掘りする姿勢がカギ。
⑩「い」=異性の話
中西:
異性の話は、
営業では基本NG。
特に初対面では避けるのが鉄則だよ。
中西:
会話が弾んできたら、
「好きな芸能人」といった
ライトな話題なら
OKなこともあるけど、
場合によってはセクハラと受け取られるリスクもある。
最近は
セクシュアリティの考え方も
多様化しているから、
LGBTなどへの
理解と配慮も必要だね。
⑪「れ」=レジャーの話
中西:
レジャーや趣味の話は
使いやすいけど、
プライベートに
踏み込みすぎないのが鉄則。
⚫︎「お休みの日はどんなふうに過ごされてるんですか?」
✖️「お子さんとどこ行くんですか?」「家族構成って?」
中西:
あくまで広く・浅く。
相手が開いてくれた
話に合わせて、
少しずつ広げていく
意識が大切だよ。
—---------------------------
中西:
「さしすせそ」で
信頼関係を築き、
「たちつてとなかにはいれ」で
話題を広げる──
これが
雑談トークの基本戦略なんだ。
ゴリ押し男:
いや〜僕、
だいぶ雑談で地雷踏み抜いてた
気がします。
僕が契約ゼロなのには
理由があったんですね。でも今日の話、
全部メモりました!
中西:
雑談こそ
人間力がにじみ出る場面。
相手の価値観を
大切にしながら、
丁寧に言葉を選んでいこうね。
【第5章】 まとめ
最後まで読んでいただき
ありがとうございました!
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