
【AIを使えない営業は消える】全国1位が教える“最短で成果が出る”AI活用術7選
この記事を読むとわかること |
こんにちは。
AIの上手な活用についてお伝えし、
笑顔になってもらいたい
営業塾 助け舟の中西です(^-^)
![]() 中西龍一 営業塾 助け舟の塾長 息子のオムツも買えない売れない営業時代を経験。
お客さんが行列を作るインバウンドセールスを得意とし、 |
優子:
中西さん、
ちょっとお聞きしたいんですけど、
営業にAIって本当に使えるんですか?
中西:
ん?どうしたの急に?
優子:
最近、同僚の話とかSNSを見ていると
「AIを使えば営業が楽になる」
「今よりも売上が伸びる」
こんな風にいう人が増えているんです。
でも実際にAIが営業に使えるのか
あまりよく分かってなくて…。
中西:
なるほど。
確かに今はどの業界でも
AIの話で持ちきりだね。
もちろん、営業も例外じゃないよ。
AIを上手く使えれば、
情報収集を自動でやってくれたり、
アポイントの日程調整をしてくれたりと
役に立つ場面は多いんだ。
優子:
えっ!そんなことまでできるんですか?
中西:
できるようになってきたんだよ。
だからAIを使いこなせれば、
売上アップにつながる可能性も全然ある。
優子:
すごいですね…。
でも、そんなにAIが優秀だと
人の仕事がなくなるんじゃないかって
少し不安にもなります。
中西:うん、そう感じてる人は多いと思う。
でもね、AIは万能じゃないし、不得手なこともたくさんあるんだ。
それに、営業でいちばん大事な部分は、人間にしかできない仕事だしね。
営業とAIの関係については、先日、僕も出演させていただいた
ABEMA Primeの番組で語られている。
よかったら、
こちらの動画もぜひチェックしてみてほしい。
この番組の中で、
ひろゆきさんは次のように
コメントしている。
「会った人を好きになってしまう
っていう人間の機能がある。
飛び込み営業でもそれなりに好かれて、
どうせ相談するならネット上で調べるより
前に会ったあの人に相談する、
ということが発生する」
まさにその通りなんだ。
「信頼できる営業だから相談したい」
こんな風に考えるお客さんはとても多いんだ。
こういった信頼関係を築くのは、今のAIではまだまだ難しいんだよ。
優子:なるほど、AIだからって
なんでもできるわけじゃないんですね。
ちょっと安心しました。
中西:よかった。
それじゃあ今回は、
営業にAIを取り入れる方法や注意点、
そしてAIに営業の仕事を奪われない理由を
徹底的に解説していくね。
優子:はい!よろしくお願いします!
第1章 営業にAIは使えるの?まずはできることとできないことを整理しよう
中西:
優子さん、
営業で成功するには
何が一番大事だと思う?
優子:
うーん、色々あると思いますけど、
やっぱり地道な努力の積み重ねだと思います。
中西:その通りだね。
営業の仕事に近道はない。
でも、その一方で
一人の営業がやらなきゃいけない仕事量は
どんどん増えてると思わない?
優子:それ思います!
お客さんに会う時間が増えれば、
それだけもっとお話を聞けるのに
書類を作ったり訪問の準備をしたりで
時間が全然足りてません!
中西:そうなんだよ。
営業の現場でも、
時間が足りていないのが悩みという人は
とても多いんだ。
どれだけ努力をしても、1日は24時間しかないからね。
そんな時に役に立つのがまさにAIなんだよ。
AIを上手に使いこなせれば時間を取られがちな下準備を
代わりにやってもらえるんだ。
だけど便利な反面、使い方を間違えると、
お客さんからの信頼を失う恐れもある。
だからこそ、AIができることとできないことを
最初に整理しておく必要があるんだ。
ここを理解しておくと、何をAIに任せるかが明確になるんだよ。

①手間のかかる業務はAIに任せてお客さんと会う時間を増やせる
中西:
まずAIが得意なのは、
文章の生成や要約、翻訳、
情報の分類みたいな単純作業。
例えば、企業のホームページを読み込んで、
短時間で必要な情報だけをまとめてくれたり、
商談のメモを読みやすいように整理したりだね。
優子:えっ!それはとても助かります!
いつも自分で調べたりまとめたりするだけで、
あっという間に一日が終わっちゃうので…。
中西:そうだよね。
人間が1時間かける作業を、
AIなら数分で終わらせることも普通にできる。
こういう時間を奪われる単純作業こそ、AIがもっとも力を発揮するところなんだ。
その一方で、人間の感情が絡むことは、
現在のAIでは対応が難しいんだよ。

優子:お客さんの本音を感じ取ったり、
雰囲気を読むのは人間でも大変ですからね。
中西:そうそう。
だから、
人間の感情が絡んでいる部分は人間が担当する。
情報収集や文章の作成みたいな手間のかかる業務をAIに任せる。
こんな感じで分担することで、今よりもお客さんと会う時間を増やせるんだ。
何物にも代えることができない貴重な時間を手に入れられるのが
AIを活用する最大のメリットなんだよ。
②AIは人の代わりではなくあくまで助手や秘書として考える
中西:AIが便利なのは間違いない。
だけど、だからこそ
「仕事を奪われるんじゃ…」
「AIに全部持っていかれたらどうしよう…」
と、不安を覚える人も少なくない。
優子:分かります!
私も正直、ちょっと思ってましたから…。
SNSなんかでも
「AIが進歩すると営業はいらなくなる」
みたいな投稿を目にすることが増えました。
中西:そうだよね。
でも、覚えておいてほしいんだけど、
AIは営業で主役になることはないんだ。
なぜならAIが得意なのは、情報の整理や文章作成といった
単純作業だから。
営業は、それだけできればいいってものじゃないでしょ?
優子:確かにそうですね。
お客さんに説明をするだけだと
商品を買っていただけません…。
中西:そうそう。
だからこそ、AIは営業の主役ではなく
仕事の準備などで手を貸してくれる
優秀な助手や秘書として付き合うのが
ベストだと思うんだ。
優子:
なるほど…。
AIは私たちの仕事を手伝ってくれる
パートナー的な存在なんですね!
第2章 営業でAIを上手に活用するための7つの方法
優子:
AIを活用できるようになれば、
営業でできる幅が広がりそうですね!
中西:
そうなんだ。
「AIは人間から仕事を奪う敵ではなく、
営業を効率的に進めるためのパートナー」
こんな風に考えることができれば今よりも仕事は楽になるはずだし、
売上にも直結するんだよ。
優子:ただ、実際に営業でAIを使う場合、
どう使うのが正解なんでしょうか?
中西:うん、慣れないうちは
そこで戸惑ってしまうよね。
AIって確かに便利なんだけど
何をやらせたらいいか
分からない人もいると思う。
でも、AIの得手不得手はもう分かっているよね?
だからAIが得意なことを積極的に任せてみるといい。
例えば、

こういった、
人間がやると時間がかかる作業は、
AIの得意分野だからね。
じゃあここからは、
今日からすぐに使える
営業でAIを活用する7つの方法を、
ひとつずつ具体的に紹介していくよ。

営業でAIを活用する方法その1「訪問前に重要なポイントをAIでまとめる」
中西:
営業でAIを活用する方法その1は
「訪問前に重要なポイントをAIでまとめる」だよ。
営業で個人宅や会社に訪問する前って、
どうしても準備に時間がかかるよね。
例えば会社訪問であれば、
まず会社のホームページを見たり、
理念や沿革を調べたりとやることは多い。

あれもこれもと調べているうちに
気づいたら何時間も過ぎていた、
なんてことはよくあると思うんだ。
こういう時間がかかる作業こそ、
AIの出番なんだよ。
会社を訪問する前に、
AIに対して次のように質問してみよう。

すると、次のような回答が得られるんだ。
- 会社の特徴
- 最近のニュースや動向
- 会話のきっかけになりそうな話題
人が何時間もかけてやることを、
AIならあっという間に調べてくれる。
情報が十分に揃っていれば
訪問前の不安もかなり減るんじゃないかな。
営業でAIを活用する方法その2「メールやDMの下書きをAIに手伝ってもらう」
中西:
営業でAIを活用する方法その2は
「メールやDMの下書きをAIに手伝ってもらう」だよ。
営業で意外と時間がかかるのが、
メールやDMといった営業メールの文章作り。

「この内容で失礼にならないかな?」
「件名はこれで伝わるかな?」
「正しい言葉遣いができているかな?」
と、色々と悩んでいるうちに
時間が過ぎているんだよね。
こういった作業も
AIに下書きを手伝ってもらうと
すごく楽になるよ。
例えば、

と指示を出すだけで
丁寧で読みやすい文章を
短い時間で整えてくれる。
それに自分の言葉を添えることで
相手に感謝の気持ちが伝わる
お礼メールが出来上がるんだ。
営業でAIを活用する方法その3「アポイントの日程をAIで出す」
中西:
営業でAIを活用する方法その3は
「アポイントの日程をAIで出す」だよ。
自分のスケジュールと照らし合わせて
候補日を出して「これで完璧!」と思ったら
他のお客さんと日程が被っていた…。

アポイントの日程調整って、
ちょっとしたことなんだけど
意外と時間がかかる作業なんだよね。
そこでAIに日程の管理をしてもらおう。
あらかじめ
Googleカレンダーなどと連携しておけば

と入力するだけで、
スケジュールを読み取って
候補日を挙げてくれるんだ。

人間の目だけだと確認漏れから
他のお客さんとアポイントが
被ったりすることがある。
だけど、AIに任せることで
ヒューマンエラーを最低限に
抑えることができるんだよ。
営業でAIを活用する方法その4「提案書のたたき台をAIに任せる」
中西:
営業でAIを活用する方法その4は
「提案書のたたき台をAIに任せる」だよ。
提案書は売上に直結するからこそ
丁寧に時間をかけて作っていると思う。

お客さんの状況を整理して、
商品やサービスの資料を用意する。
相手に理解してもらえるように
構成もしっかりと考えるよね。
こんな具合に、
1件の提案書を作るだけでも
多大な労力と時間がかかるもの。
そこで提案書のたたき台をAIに任せることで、
最初の形づくりがかなり楽になるんだ。
お客さんを問診をして得た情報をもとに

と依頼すると、
短時間で提案書の骨組みを
整えてくれる。
まったくのゼロから作る手間が省けるから、
提案書づくりがとても楽になるんだ。
ただし、AIが作れるのは
あくまで大まかな形でしかないんだ。
そんな提案書を出したとしても、
結果に繋がることはないんだよ。
売れる提案書を作りたいなら、
しっかりと問診や雑談を積み重ねて
相手と営業の間に信頼関係を築く。

そして、本当に叶えたい希望や理想、
悩みや不安を聞かせて頂く。
こうした土台ができていないと、
お客さんの心を動かせる提案書は
作れないということを覚えておいてほしい。
大丈夫!
君なら売れる提案書を作れるって
信じているからね!(^_^)
営業でAIを活用する方法その5「よくある質問と答えをAIにまとめてもらう」
中西:
営業でAIを活用する方法その5は
「よくある質問と答えをAIにまとめてもらう」だよ。
営業で雑談や商談中に
商品やサービスについて
質問されることが多いよね。
例えば
「この商品は本当に私に必要なの?」
「他社の商品と同じ?何か違うの?」
「料金って高いんでしょ?」
お客さんのこういった質問に
スムーズに答えられないと
不信感を持たれかねない。

でも、どんな質問がくるかを
あらかじめ予測するには
ある程度経験を積まないと
難しいんだよね。
こういった場面でも
AIはとても重宝するんだ。

と指示を出せば、
営業でお客さんからされがちな
一般的な質問をいくつも出してくれる。

また、質問の回答も欲しいなら

と指示するといい。
AIから出力された結果をもとにして
自分なりの回答を考えてみてもいいし、
先輩や上司に相談するのもお勧めだよ。
ただし、AIからの回答を
そのまま使わないようにね。
商品やサービスごとに
特徴やセールスポイントは違うから、
それに合わせて工夫するといいよ。
営業でAIを活用する方法その6「商談の録音をAIで文字起こしする」
中西:
営業でAIを活用する方法その6は
「商談の録音をAIで文字起こしする」だよ。
商談中に
ボイスメモを利用している人は
多いんじゃないかな?
その場ではしっかり聞いていたつもりでも、
後から思い返してみると
「お客さんはなんの話をしてたっけ?」
「次の約束はいつだったっけ?」
と、記憶が曖昧になってしまう、
なんてこともあり得るからね。
それに、自分の言動を振り返って
PDCAを回す時も重宝するから、
ボイスメモで録音しておくことを
お勧めするよ。
ただ、録音を文字起こしするのは
とにかく時間がかかるんだ。

手作業で文字起こしすると、
録音の時間よりも2~6倍の
時間がかかることもある。
そんな大変な文字起こしも、
AIを活用すれば短時間で
終わらせることができるんだ。
しかも、ただ文字起こしするだけじゃなく、
長文の内容を読みやすく整理したり
重要なポイントを抜き出すこともできる。

後でお客さんに聞かせて頂いた
希望や悩みを再確認したい時も、
実際の会話を読み返すことができるから
とても重宝するんだよ。
なにより、
文字起こしでかかるはずだった時間を
他の作業や自分のために使えるのは
大きなメリットだよね。
営業でAIを活用する方法その7「既存のお客さんの変化をAIで分析する」
中西:
営業でAIを活用する方法その7は
「既存のお客さんの変化をAIで分析する」だよ。
営業の仕事は新規開拓だけじゃないよね。
既存のお客さんもないがしろにできない。
でも、新規開拓を優先しすぎると
既存のお客さんの状況や生活の変化を
逐一追いかけるのは難しくなりがちなんだ。
もしかしたら子供が進学していたり、
定年間近で契約を見直したいと
考えているかもしれない。
でも、お客さん全員のこういった情報を
すべて暗記しておくなんて不可能だよね。
そこで、お客さんの年齢や家族構成、
契約内容、商談時のメモといった情報を
AIに読み込ませておくんだ。
そしてAIに、
結婚や出産、子供の進学、定年退職など、
契約の見直しを考えるタイミングにある人を
ピックアップしてもらう。

優先して訪問するべきお客さんが分かれば、
訪問先に迷うことはなくなるよね。
ただし、当然だけどAIの予測も
100%確実というわけじゃない。
すべてをAIに頼り切るのではなく、
あくまで目安として考えてね。
第3章 営業にAIを導入する前に知っておきたい7つの注意点
優子:
AIって本当に便利ですね!
営業で使えるといわれるのも納得です!
中西:うん、AIを使えば作業が本当に楽になるし、
頼りになるパートナーなんだ。
優子:でも、こんなに便利なのに
なにもデメリットとかないんですか?
中西:
実はAIを活用するうえで
絶対に守ったほうがいい
注意点はいくつかあるんだ。
例えば、
個人情報の取り扱い方。
お客さんの個人情報を扱うのが営業の仕事だからね。
入力する内容やAIの設定を間違えると情報漏洩につながる恐れがある。
次に、AIが出した回答をそのまま信じ込んで使うのもNGだよ。
AIへの指示が曖昧だったり情報が不足していると、事実と違う回答をすることがあるんだ。
誤った情報をお客さんに伝えないためにも、必ず回答をチェックする必要があるんだよ。
こういった注意点を疎かにすると、自分たちが損するだけじゃなく
お客さんにも多大な被害を
与えかねないから注意してほしい。
AIは便利だけどあくまでツールの一つだからね。
安全に使うためにも、どんなことに気をつけるべきかを
あらかじめ理解しておく必要があるんだ。
優子:なるほど。
便利な面だけじゃなくて
リスクも知っておく必要があるんですね。
中西:その通り!
それじゃ、ここからは営業でAIを導入する前に
必ず押さえておきたい注意点を解説していくよ。

AIを導入する前に知っておきたい注意点①「大事な情報はAIにそのまま入力しない」
中西:
AIを導入する前に知っておきたい注意点①は
「大事な情報はAIにそのまま入力しない」だよ。
AIは確かに営業を楽にするツールだけど、
入力した情報をどんな風に使われているのかを
すべて把握することは難しいんだ。
だからこそ、お客さんの住所、生年月日、
収入、家族構成、健康状態といった
個人情報の入力は慎重にしなければいけない。
AIの精度を高めるには、
細かい情報があったほうが良い。
でも、ちょっとした情報をまとめたいだけなら、
個人情報をすべて入力する必要はないんだ。
例えば、次のような項目を、
個人を特定できない形にしてから
AIに読み込ませるといい。

こんな風にざっくりとした内容でOK。
次にAIに
「定年退職が間近で保険の内容を
見直す可能性がある人をリスト化して」
こんな感じで指示を出すと、
保険に加入して10年以上が経過していて、
子供も独立している60歳以上のお客さんを
リストアップしてくれるんだ。

営業はお客さんから大事な個人情報を
預かる仕事だからね。
AIには最小限の情報だけを渡すようにして、
お客さんに迷惑や被害を与えないように
細心の注意を払ってほしい。
AIを導入する前に知っておきたい注意点②「AIからの回答は必ずチェックする」
中西:
AIを導入する前に知っておきたい注意点②は
「AIからの回答は必ずチェックする」だよ。
AIを営業に取り入れるうえで
絶対に覚えてほしいことがあるんだ。
それは
「AIは噓をつく」

ってことだよ。
AIが便利で仕事の効率を
上げてくれるのは間違いない。
でも、AIに与える情報が間違っていたり、
指示の出し方が曖昧だったりすると、
AIはもっともらしい誤情報を出すことがあるんだ。
「ハルシネーション」と呼ばれるこの現象は、
一見すると正しい答えのように見えるから
とても厄介なんだよ。
だからAIが作った文章を鵜吞みにしないこと。
必ず自分の目で読み返して確認してほしい。
もし説明の根拠が曖昧な箇所があれば、
自分で調べ直して正しく書き直してね。
営業は信頼を
一番に大事にしなければいけない仕事。

だからこそ、AIが作成したものは
完成形というよりも下書きだと思って、
最後は人間の手を加えるようにしよう。
AIを導入する前に知っておきたい注意点③「メールやDMの返信をAIに任せすぎない」
中西:AIを導入する前に知っておきたい注意点③は
「メールやDMの返信をAIに任せすぎない」だよ。
営業ではいろんなタイミングで
メールやDMを送ることになるよね。

その都度文章を作っているだけで、
思ったよりも時間が取られてしまうもの。
そこをAIで補えるのは
とても重宝するのは間違いない。
でも、返信をAIに任せすぎるのは
あまりお勧めできないんだ。
なぜなら、
メールは自分の言葉を入れないと
冷たくて機械的に感じてしまうから。
これから信頼関係を築こうとしているのに、
寄り添いも気遣いもない味気ないメールもらっても
お客さんの心には何も響かないんだ。

だからAIで作成したメールは、
あくまでたたき台としてだけ活用しよう。
そして本文には、
君とお客さんのつながりを感じさせる
温かみのある言葉を添えるといい。
それだけで、メールの印象は変わるからね。
お客さんと良い関係を築くためにも、
君らしさが見える一言を添えてあげよう!

AIを導入する前に知っておきたい注意点④「お客さんの名簿や商談の流れを整理しておく」
中西:
AIを導入する前に知っておきたい注意点④は
「お客さんの名簿や商談の流れを整理しておく」だよ。
AIの出力する回答は、
入力された情報の質に大きく左右されるんだ。
例えばお客さんの名簿を読み込ませたとしよう。
あらかじめ綺麗に整理されていて
最新の情報にちゃんと更新されているなら
AIも判断しやすいから回答の精度が高くなる。
逆に入力された情報が古かったり
他人が見ても分かりづらい状態だと、
AIもハルシネーションを起こしやすいんだ。

だから、お客さんの名簿や
商談中のお客さんの反応、
交わした会話なんかを
AIに読み込ませるなら
普段から綺麗に整理しておこう。
AIを導入する前に知っておきたい注意点⑤「プロンプトを入力するルールを共有する」
中西:
AIを導入する前に知っておきたい注意点⑤は
「プロンプトを入力するルールを共有する」だよ。
社内でAIの使用が認められたなら、
きっとチームで運用することになると思う。
その時に注意してほしいのが、
AIへのプロンプト(指示文や質問)のルールを
チーム内で共有しておくことなんだ。
なぜなら、
プロンプトの書き方ひとつで
結果に大きなバラツキが出るから。
各々が自分流のプロンプトを使うと、
同じ質問なのに異なる回答が出力されかねない。
そうなると、
今度はどの回答が正しいのか調べるために
余計に時間を取られるかもしれないんだ。
だからチームでAIを使う場合は、
最低限のルールを作り共有しておこう。

AIを導入する前に知っておきたい注意点⑥「AIに扱わせる情報の範囲を決めておく」
中西:
AIを導入する前に知っておきたい注意点⑥は
「AIに扱わせる情報の範囲を決めておく」だよ。
AIは便利だから何でも任せたくなるよね。
でも、注意点①でも述べている通り、
お客さんからお預かりした個人情報を
なんでもかんでもAIに読み込ませると、
漏洩した場合に被害が甚大になる。

だからAIに渡していい情報と
絶対に渡してはいけない情報を
明確にしておく必要があるんだ。
基本的に、
個人情報が含まれなければ
AIに渡しても問題ない。
例えばお客さんからの質問や回答、
商品やサービスの説明文とかだね。
文字起こししたボイスメモも、
個人情報を修正しているならOKだよ。
逆に、お客さんの氏名や住所、生年月日、
収入や細かい契約内容が含まれているなら
AIに扱わせるべきじゃない。

何かの拍子で情報が漏洩すると、
お客さんに甚大な被害を与えるのはもちろん、
会社も信用を失うことになる。
そんな最悪なケースを防ぐ意味でも、
AIに扱わせる情報はしっかりと決めておこう。
AIを導入する前に知っておきたい注意点⑦「まずは簡単な業務から試してみる」
中西:
AIを導入する前に知っておきたい注意点⑦は
「まずは簡単な業務から試してみる」だよ。
ここまでAIの良い所を挙げてきたから
使ってみたいと考える人も多いと思う。
ただ、いきなり難しい業務で使おうとすると、
AIにどんな風に指示を出せばいいかわからず
思ったような結果を得られないケースが多いんだ。

だからまずは、

こういった
失敗してもダメージにならない
簡単な業務から任せてみるといい。
AIに正確な回答を出力させるために
どんな指示を出せばいいかが分かったら
徐々に任せる業務の難易度を上げていこう。
そうすれば、AIがどこまでならできるかが
分かってくると思う。
捕らぬ狸の皮算用にならないように、
まずは簡単な業務からスタートとして、
AIを扱う側のスキルや知識を高めていこう。
第4章 AIが普及しても大丈夫!営業の仕事が奪われない理由
優子:
AIについて色々教えていただいおかげで、
便利だけどリスクもあることが理解できました。
でも、だからこそ気になってることがあるんです。
中西:
気になってること?
優子:
はい、中西さんは最初に、
AIは人間の代わりにはならないと
仰っていたじゃないですか。
でも、ここまでAIが優秀なら
やっぱり営業の仕事を取られるかもって
心配になってしまうんです。
中西:
確かにニュースなんかでも
「AIは人間の仕事を奪う」
っていう話題が多いからね。
不安になるのも無理はないよ。
でも、営業に限って言えば、AIが人間並みに進化しない限りは
主役になることはないと思うよ。
優子:
その理由、気になります!
詳しく教えてください!
中西:OK、それじゃここからは、
AIに営業の仕事が奪われない理由を
分かりやすく解説していくよ。
優子:お願いします!

AIに営業の仕事が奪われない理由その1「営業はお客さんとの信頼関係を築く仕事だから」
中西:
AIに営業の仕事が奪われない理由その1は
「営業はお客さんとの信頼関係を築く仕事だから」だよ。
最初に簡単な質問をするね、
お客さんは営業が勧めた商品やサービスを
無条件で購入すると思う?
答えはもちろん「NO」だよね。
お客さんは自分が本当に必要なものでなければ
お金を出して買いたいとは思わない。

では、お客さんに売ることができる営業と
売れない営業の違いはなにか?
それはお客さんと信頼関係を築けているかなんだ。
お客さんから信頼を得るには、
一度訪問すれば良いというものじゃない。
お客さんと雑談を繰り返したり
相手のことを知る努力をするなど
時間をかけてコツコツと積み重ねて
初めて生まれるものなんだ。

AIは、この積み重ねができない。
なぜなら、いくらAIが便利だとしても、
人間にとって機械でしかないからね。
極端な例だけど、
普段から使っている電卓やパソコン、
自動車や電子レンジのことを
なくてはならないモノとは思っても、
信頼できるとは言わないよね。
人間の信頼を得るには、
同じ人間でなければ務まらないんだ。
だから信頼を得ることができないAIは、
人間から営業を奪うことはできないんだよ。
AIに営業の仕事が奪われない理由その2「AIは人に共感したり寄り添うことができないから」
中西:
AIに営業の仕事が奪われない理由その2は
「AIは人に共感したり寄り添うことができないから」だよ。
AIは信頼関係が築けないっていったけど、
その理由のひとつはAIが人間の感情を
本当の意味で理解できないからなんだ。
信頼関係を築くには、
相手の気持ちを理解する力、
つまり寄り添いや共感が欠かせない。

信頼できる人に相談すると、
自分の悩みを真摯に聞いてくれるだけじゃなく、
優しい言葉をかけてくれたり
自分の事のように考えてくれるよね。
声のトーンや雰囲気からも
こちらの心情を読み取って
気遣いの言葉を投げかけてくれる。
こういったことができるのは、
やはり人間だけなんだよ。
AIに悩みや不安を相談すれば、
それっぽい回答をしてくれはする。
でも、それは上辺の反応でしかないんだ。
お客さんは自分のことを理解してくれて、
気持ちに寄り添ってくれる人を信頼する。
だから営業は人間が主役の仕事なんだよ。
AIに営業の仕事が奪われない理由その3「お客さんは最終的に営業の人柄で選ぶから」
中西:
AIに営業の仕事が奪われない理由その3は
「お客さんは最終的に営業の人柄で選ぶから」だよ。
売れる営業はお客さんを
第一に考えて行動している。
お客さんが困っている時はすぐに動いているし、
寄り添いや共感、気遣いの姿勢を続けて
徐々に信頼関係を築いていくんだ。

そうしてお客さんが心を開いたら、
初めて本当に叶えたい理想や希望、
解決したい悩みや不安を聞かせて頂ける。
つまり、お客さんが営業を選ぶ理由は
「この人に任せたい!」
「この人なら信頼できる」
という安心感があるからなんだ。
実際、似たような商品やサービスがあったとしても、
お客さんが選ぶのは信頼している営業なんだよ。
だから、どれだけAIが優秀だとしても、
お客さんが「この人だから選ぶ」という
関係を築くことはできない。
これが、AIが人間から営業の主役を奪えない
最大の理由なんだよ。
第5章 まとめ
ここまで読んでいただきありがとうございます!
今回の要点はこちらです!




















































